北海道・札幌発・だべさ通信5

氷点下で知らない世界が見えてくる

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今日の札幌、昼間の気温は氷点下5.2度。
夜の11時を過ぎた今の時間は・・・・ポチポチっとネットで見てみると、−10.7度!!
シバれてるっしょ!
今期最高の最低温度でないかい。
でも、手稲(札幌)は風もなく、日も差して穏やかだったのでまずまず良かった方です。

 

昔の話しで恐縮だけど、今のような断熱効果のある住宅ではなかったので、ほんとシバれたもね。
50年前のウチなんか断熱材なしの木造住宅。
茶の間は石炭ストーブを炊くから暖かかったけど、剃れ以外の部屋のまあ寒いこと。

 

油も凍る

 

台所ではビンに入った油が凍ったんですよ。
正確には、凍るというより白く濁ったような状態になっていました。

それをね、ストーブのある部屋にしばらく置いておくと、自然と元に戻って透明は油になります。
調べてみたら、油によって凍る温度が色々だそうですが,ゴマ油だと -3~-6度で凍ってしまうそうです。
という事は、当時のあのころは、家の中でも-5度くらいになったんでしょうね。

 

牛乳も凍る

 

それから、牛乳も凍ったね。
牛乳の凍る温度は-0.5℃くらいだそうだから、ほとんど水と同じだね。
でも面白いのは、牛乳が凍ると、白い部分と透明な部分に分離するの。
当時はビンの牛乳だけだったっしょ、だからビンに口を付けて飲もうと思ってもなかなか出て来ない。
最初は、白い部分だけが先に溶けて出てくるので濃い牛乳が飲める。

 

 

白い部分だけを先に飲んでしまって、透明な氷だけがビンの中に残されてしまいます。
だから最後の方の牛乳は味もそっけもなかったっけ。
ジュースを凍らせても、やはり同じように分離しますよね。

 

鉄に触るとくっ付いてしまう

今日のようにすんごく冷えた日は、金属に触ると手がくっ付いてしまいます。
特に鉄階段や鉄パイプなどに触ろうもんなら、剥がすときはペリペリってなる。

でもどーしてくっ付くんだべって思ったので、ちょっと調べてみました。
冷凍庫と同じくらいの温度−10度くらいになったときに鉄のポールに触ったとしましょう。
鉄の表面で凍っていた霜が手のひらの暖かさで一瞬は溶ける・・・と思ったら、あんまり寒いんで、また一瞬にして凍っちゃうんですって。
冷蔵庫の氷に指がくっ付いちゃうのも同じ原理ですね。

いつもと同じ世界でも、気温が変わると知らなかった世界を見ることができますね。


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2 Comments

  1. もみじ

    昔の住宅はほんと、寒かったですよねー。
    暖房のない室内でも吐く息、白かったですもん。
    でもって、湯たんぽなしで寝れなかった。
    シバレた時のために、寝る前にバケツや洗い桶、
    やかんなんかに水を汲んでおくんだけど
    朝起きたら、氷はってたもんね。
    トイレがまたありえないくらい寒かった。
    びん牛乳はシャリシャリしたとこを
    ストーブのそばで食べるのが楽しみでしたよ。

    油は…とーほく在住時に住んでたアパートの台所で
    ごま油やオリーブオイルが固まりました。
    安普請だったもな。

    Reply
  2. ぽぷら (Post author)

    もみじさんへ

    キャハハ!!思い出した!トイレ、めっちゃ寒かった。
    吹雪のときは窓のすき間から、雪が入り込んでいました。
    氷もはってたはってた。
    金魚も凍ってたけど、溶けたら動き出した!

    Reply

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