北海道・札幌発・だべさ通信5

礼文島は花の浮き島

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『花の浮き島・礼文島をご紹介します』(2008・6 だべさ通信2より)

右他の岩は、ネコ岩。ネコが後ろを向いて、うつむいているように見える岩。中央はもも岩です。
礼文島 桃岩 猫岩

 

 

澄海岬(スカイ)岬。本物に空のように透き通った海は、沖縄の海と同じくらいの透明度だそうです。

礼文島 スカイ

 
礼文島 スコトン

フェリーから降りて来た年配のご夫婦が、民宿の旗を持って向かえに来たお兄さんの方へ歩いて行きました。お兄さんは、長くのばした髪の毛と無精ひげ、半ズボンにサンダルです。
旗を持たなきゃ旅人と区別がつかないいでたちだけど、素直なしぐさが礼文らしい。

ご主人が出迎えに来た民宿の人と話しをしている間、奥様は後ろで回りをキョロキョロしています。
お兄さんが「あちらですよ」というように、向かえの車に案内しています。ご主人は、奥様を呼んで歩き始めました。
そっか、そうに違いない。
きっと、このおじさんも、元旅人だったんだ。得意の妄想が膨らんだ。

「僕は一人で礼文に旅をした時に、君の事をずっと考えていたんだよ。そして決めたんだ、いつか、君と二人で訪れようってね」
きっとそうよ、そうに決まってる。そうだべさ!
若き日の旅人は、必ずもう一度帰ってくるのです。
ほら、私のとなりにも・・・・

礼文島 花

礼文島の花

 

宿のおばさんに見送られ、朝の1便で帰らなくっちゃなりません。

今日、礼文島に到着する最初のフェリーが汽笛を2回鳴らして接岸しました。
すると、横で「おっかえんなさ~い(おかえりなさーい)』という大きな声。
名物、桃岩荘のお迎えです。そっか、『おかえりなさい』って言うんだ。

礼文島

乗客が全員降りたら、入れ違えに、私達が乗り込みます。
始まった!今度は『桃岩荘』の伝統の見送りです。
『遠いー 世界にー 旅にー出ようかー ここはー礼文だー 私のー島だ ウォーウォー・・・・・・・・
いってらっしゃーい!!』
礼文島 見送り
旅人も、一緒に歌って別れを告げます。

礼文島 見送り 別れ
『いってきまあ~~~す!!」何度も何度も、姿が小さくなっても叫んでる。
私もここに帰ってこよう。だから行ってきます。

 

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5 Comments

  1. COCO

    礼文!
    行ってみたいです~
    私の中の礼文はきれいな花はもちろん、山盛りのウニ・・・
    かな?
    北海道は数回行ったことがありますが、礼文にはまだ一度も・・
    早く実現したいです

    Reply
  2. ぽぷら

    COCOさんへ
    訪問して下さり、有り難うございます。
    山盛りではないけれど、ウニも食べましたよ。
    利尻昆布を食べてるウニの味はホントに美味しくて、ほっぺたが落ちるかと思いましたよ。
    花の浮き島、礼文島はおすすめです。実現できるといいですね。

    Reply
  3. 片思い

    礼文のお迎えと見送りの桟橋風景、とても情緒ありますね
    旅人にはとても印象に残るものです
    花の写真と合わせ掲載していただき、うれしいです

    Reply
  4. たんぽぽ50

    はじめまして。たまたま「だべさ通信」さんにお会いしました。
    25年ぶりに礼文に会った気がします。
    「愛とロマンの8時間コース」という島縦走が想い出されました。
    懐かしくて涙がでます…
    再び訪れてみたいと思います。
    子供にも伝えてみたい。

    Reply
  5. ぽぷら

    たんぽぽ50 さんへ
    訪問して頂き、有り難うございます。
    懐かしく思って下さって嬉しいです。
    以前に書いた事なんですけど、今回、もう一度紹介したくて載せてみました。たんぽぽ50 さんに見て頂けた、それだけでここに載せてよかったと思います。
    最近行ったのは、もう2年前の事ですが、この島は、不思議と心が癒される島ですね。
    いづれお子さんと礼文を訪れる時にも、変わらない姿で迎えてくれるのではないかと思います。
    コメント頂き、本当に有り難うございました。

    Reply

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