北海道・札幌発・だべさ通信5

100円均一のスマホ用レンズで撮った雪の結晶

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湿った雪はボタン雪。
午前中の気温は−1度前後でした。

車に落ちる雪はすぐに溶けてしまうんだけど、黒い色だから雪のかたちは見やすいかな。
100円ショップで買ったスマホ用の拡大レンズで、雪を写してみました。

 

レンズを雪に近づけて、1〜2センチくらいの距離を行ったり来たり。
ピントはこのへんかな・・
カメラの方でも少し拡大して、このへんでどうだ?パシャ!

 

おお〜!写ってる!しかもかたちが色々ありますよ。
こりゃさっそく、雪の結晶の事を調べてみなくっちゃ。

 

同じ場所でも形が違う雪の結晶

 

この雪の結晶は平たい六角形をしています。
よくイラストなどで見る雪の形だね。

 

気温が-10〜-20度になるとできる結晶で、『樹枝状結晶(じゅしじょうけっしょう』という仲間の立体樹枝付樹枝(りったいじゅしつきじゅし)と呼ばれる形ではないかと思いました。
結晶の先が木の枝のようになっているもね。
水蒸気が多くて−20度以上になる空から降ってくる雪だそうです。

 

 

 

これは平たくないみたい。あっちこっちに枝が伸びてる。
雲粒付立体(うんりゅうつきりったい)
雲の粒が着いて、立体的な形の結晶になりました。

 

 

 

この雪の結晶には、小さな枝がついていません。
6本の枝のみの星六花。

 


これは六角形の枝の先が大きいですね。

板状の仲間で複合板状結晶(ふくごうばんじょうけっしょう)の中の角板付六花(かくばんつきろっか)かな?

 

 

こっちは枝の幅が広いよ。
広幅六花(ひろはばろっか)という形に似ています。
水蒸気が少ない空から降ってきた雪のようです。

 

上の写真から、水蒸気の量の多い場所で作られたと思われる雪の順番に表示してみました。
撮った場所は同じなのに、こんなに色んな種類があるとは。

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雪の結晶は必ず六角形になる


結晶の形は色々なのに、必ずみんな六角形。
氷の分子は、最初は小さな六画形から始まって枝を伸ばして結晶の形に成長するそうです。
六角形は
他にも、ハチの巣やカメの甲羅など多くの六角形が存在していますね。


柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれる、断面が六角形の岩石をご存知の方も多いのではないでしょうか。

北海道の層雲峡の崖は、まさに柱状節理。
六角鉛筆を貼付けたような絶壁です。
六角は、神様が決めた、この世の中でもっとも安定する形だったんですね。

色んなかたちに変化する雪の結晶が、もし目に見えるような大きさで空から降ってきたら、なんて美しいんだろうと想像してみる。
あ、ダメだわ、かさばるもね。

 

それにしても、100均のレンズなのに、楽しい〜!


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