公園の遊歩道の端に咲いていたオドリコソウ。
茎の回りに花がグルリと咲いています。
花のひとつひとつが、スゲ傘をかぶった和服姿の踊り子に見えるので、オドリコソウという名前がついたそうです。
よーく見ると、ほーらほーら、あなたはだんだんこの花が踊り子に見えてくる。
見えてくる〜〜。
着物姿の踊り子が、両手を前で合わせているように見えませんか?
それでね、日を改めてまたその場所に行ってみたんです。
すると、踊り子たちは雨に打たれたせいか、遊歩道にクタ~っと倒れ込んでいるじゃないですか。
可哀想・・・・
このままではオドリコソウは誰かに踏まれるかもしれない。
そうだわ薮の方に押してあげましょ・・・と思いまして、つまみ上げました。
したらさ、ギョギョ!!虫〜?!
花びらのスゲ傘の裏に黒くて長いものがいっぱい付いています。
ヒエ〜!!
つまんでいたでオドリコソウを跳ねのけ、ヒザが痛いのも忘れちまって飛び上がり、助けられそうだった踊り子たちは、再びバッサリと地面に倒れ込みました。
再びしゃがみ込み、その虫らしきものを覗き込んでみる。
動かない。
息をかけてみる。フーっ・・・瞬間に逃げる。
でも、それは動かない。
おかしい・・・・よく見ると、そいつたちは、どのオドリコソウにも傘の下に均等についています。
ということは虫ではない?
とりあえず、足でヨイショ・・・・っと、あっちの方に避けておきました。
あとで調べてみたら、これはオドリコソウの雌しべだということがわかりました。
な、な〜んだ、雌しべか。
写真には、先の黒い部分と一緒に、白くて長い雌しべの茎?の部分も一緒に写っていました。
わかっちゃったら、なーんもだね。
踊り子の皆様、わかっちゃったから、今度からは優しくしますね。
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