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手稲神社のお祭りでは、舞台の催し物の中に人形浄瑠璃がありました。
爺ちゃん婆ちゃん達は、舞台の前に儲けられたイスに皆さん行儀よく腰掛けて、首を長~くして始まるのを待っていました。
人形浄瑠璃を見るのは2回目だけど、顔の表情がどんどん変わるのがやっぱり不思議。この1体に魂を送り込むのは、3人の人形使いです。一人は首と右手を、一人は足を、そしてもう一人は左手を、無言の合図で呼吸を合わせるのだそうです。
人形の顔は無表情なのに、こうやってお辞儀をすると、とても紳士な顔になりました。
娘姿の人形が、向こうに手をかざして そっとあちらに顔を向ければ、ほら、何かに話しかけているみたいですね。
それから、 彼女には足がありません。
人形使いの手が彼女の足となって、しなやかな裾の運びを作るのだそうです。
見ているうちに、いつの間にか、人形使いさんの姿は、頭の中から消えてしまいました。
悲しい時は床を叩き、とまどう時は我をわすれ、嘆き苦しむ時は、頭を抱えてうつろな瞳に見えてくる。
そんな 名演技に見とれてしまい、気づかぬうちに、こちらの方がポカ~ンと動かぬ顔になっていたんじゃないべかね。
『さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座』は、北海道で唯一の人形浄瑠璃劇団だそうです。
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