北海道・札幌発・だべさ通信5

凍ったニシン漬けに北海道の暮らし

ニシン漬け
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ニシン漬け

外に置いてあったニシン漬けを出してみました。
『ニシン漬け』は、身欠きニシンと野菜を合わせた漬け物で、昔は北海道の冬の保存食として、どこのお宅でも沢山漬けられていました。
フタを取ると、あら、表面が凍ってる!

 

 

ニシン漬けから出た汁が、シャーベットのように表面を凍らせていました。
指でほじっても、大根がポロっと取れるだけで、キャベツや人参はひっついています。
懐かしいね・・・

 

 

私の親は、毎年大きな樽でニシン漬けを作りました。
真冬に樽から取り出そうとすると、ニシン漬けの表面が凍っているの。
そのまま大きな器に入れて食卓に出て来るっしょ。
暖かい石炭ストーブの横で、氷の混じったニシン漬けをシャリシャリと食べました。

 

 

まさかね、自分がこうして作るようになるとは。
キャベツをつまんで口に運ぶと、口の中で小さな氷が砕けました。
でもすぐに溶けちゃった。

 

 

あの頃の冬の暮らしは、今よりもずーっと厳しかったもね。
今回漬けたのはもうなくなりそうだから、もう一度、作っちゃおうかな。


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4 Comments

  1. まこと

    ポプラさん今晩は 自分もにしん漬け大好きでよく買ってますが
    にしんが小さすぎて寂しくなりますよ
    母が良く作ったのが 朝鮮漬け 白菜・にんにく・りんご・こうじ・にんじんなど入れますが
    もう亡くなったので食べることができないのが悲しいです
    店で売ってるキムチとは違ってとても美味しいです
    ポプラ家のニシン漬けも食べたくなりますね

    Reply
    1. ぽぷら (Post author)

      まことさんへ

      同感です。私も時々、ニシン漬けが食べたくなったときに買いますが、ニシンが小さくて寂しいです。
      やはり噛みごたえがほしいですね。
      なので、自分で作るときは、やはり、昔サイズです。
      お母様の作る朝鮮漬けは、とても美味しかったのでしょうね。
      私も、母の作るニシン漬けの味に近づきたいと毎年思って作っています。 母の味って、偉大ですよね。

      Reply
  2. もみじ

    「本当に美味しくなるのはしばれてから」とか
    言ったりしませんでした?
    子供の頃、うちでも母がニシン漬け、飯寿司、白菜漬け、たくあん
    聖護院の千枚漬け、赤カブ漬けなどを作っていました。
    ご近所さんや母の実家におすそ分けしたり、されたり。
    その都度、情報交換を兼ねた漬物談義に花が咲いていたのを懐かしく思いだします。
    身内に病人がでるたび、漬物の種類がどんどん減っていき、母の味を受け継ぐことができなかったのが残念。
    そのかわりダンナがダンナ家の漬物をばっちり受け継いでます。
    末弟(ダンナのこと)をパシリで使い倒してくれたお義姉さんたちに感謝(笑)

    Reply
  3. ぽぷら (Post author)

    もみじさんへ
    そういえば、よく
    「凍ったニシン漬け、シャリシャリしていて、美味しかったね」なんて言ってましたっけ。
    もみじさんのお母様はお漬け物名人だったんですね。
    もみじさんの料理上手は、お母様ゆずりだったんですね。
    旦那さまも、すばらしいですね、あ、お義姉さんたちも(笑・・・)

    Reply

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