裏の畑から切ったばかりのウドを天ぷらにしました。
婆ちゃんが生前に3株ほど植えたもので、日陰の場所ながらの毎年ちゃんと育ってくれます。
下処理は茎の部分の皮をむいただけ、葉の部分はそのままで天ぷらに。
多少のエグ味は山菜の味だと思っているのでそれがいい。
パリっと噛んだら、ウドの香りが鼻をス〜っと抜けました。
彼ら(ウド)にとっていつも畑をいじっていた婆ちゃんは、まわり草をむしってくれる、ありがたい存在だったのかな?
それとも、いつ切られるともしれない恐ろしい存在だったのか?
いづれにしても、今年も恐る恐る土から顔を出してみれば そこに婆ちゃんの姿はなく、不思議に思っていたところに嫁が来てチョッキン・・・・
不意打ちね。
私にとっては、婆ちゃんが植えてくれたおかげで山に採りに行く必要もなくエグみが効いたウドが食べられることがありがたい。
ただ、ウドを切っているときに、私の丸めた背中の後ろから婆ちゃんに見られているような視線を感じましたよ。
大事に育てたウドを無造作に切る私の姿に、”もっと丁寧に切れ” と怖い顔をしていたのか、それとも ”いいよいいよ もってけ・・” とニコニコしていたのか、それもどっちかわかりません。
でもね、また今年も美味しくいただきました。
あたなの息子も、美味しいって食べてましたよ。
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