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札幌から近い町、恵庭市にある遺跡 ”チャシ” (昔のアイヌ民族のとりで)で、縄文時代の壕跡も発見されたそうです。
4000年も前の縄文人がいた場所に、数百年前のアイヌの人達が とりでを築いたなんて、すごい偶然?!
それとも、見晴らしのよい丘の地形が、いづれの時代の人達にとっても ” ここにするべ!”と、思えるような好立地だったという事でしょうか。
北海道の歴史は浅いと言うけれど、それはあくまで和人目線だもね。
もともと沢山の縄文人が北海道にも住んでいたんだと思う。
小学生の時、クラスの男の子は近くの土手から拾ったという土器のかけらをいっぱい学校に持ってきたし、婆ちゃんも昔、畑から矢じりを拾ってきたくらいだもの。
そういえば、『矢じりを見れば、だいたいどこの産地の黒曜石(十勝石)かがわる』というお話を、フゴッペ洞窟の職員さんから聞いた事を思い出しました。
遠い産地の石で作った矢じりが見つかるという事は、縄文人はその時すでに、北海道内じゅうを行き来していたって事ですね。
こうして考えてみると、縄文人は私が考える事よりもずっと、行動範囲が広くて近代的だったのかもしれないです。
もしこの場所で時間を巻き戻す事ができたなら、窓の向こうにきっと、縄文の人が歩いているような気がします。
フゴッペ洞窟に住んでいた古代の人達の記事。
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