シシャモは女神が柳の葉から作った魚

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秋も深まり、そろそろ、シシャモ漁の準備が始まったようです。
テレビのニュースによると、今年は台風の影響もあって、去年よりさらに少ない漁獲量になるそうです。

アイヌの伝説によると、シシャモは神様がくれた魚。
先日見た絵本によると、それは女神様だったそうで、ご紹介させて下さいね。

 

 

■ シシャモが生まれたアイヌの伝説
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昔々、兄妹の神様がいました。
あるとき、雷の神の兄が何処かに行ってしばらく戻らない日が続いたもので、妹の女神は心配になって下界の様子を見てみました。
するとそこから見えた村人達は皆、辛そうな表情をしています。

心配になったもので下界に降りて村の村長に理由を訪ねたところ、村長が言うには、『村には食べ物がなく、神様にお願いしているにもかかわらず、願いが通じず村は飢餓に苦しんでいる』との事でした。
猟をして暮らすアイヌの人達にとって、食べ物はみな神様から頂くものなのです。

アイヌ伝説

 

 

女神は、兄の大切にしていた柳の木の葉をつんでカゴに詰め、ふくろうの神に川に流してもらいました。
すると、葉の1枚1枚が魚になって泳ぎ始め、人々は、その魚のことを『ススハム』(のちのシシャモ)と呼びました。

アイヌ伝説

 

 

自分の大切にしている柳の葉を取ってしまったことを知った兄は激怒。
悲しみにくれる女神の涙を、魚になったシシャモ達は、そっと口で受け止めたんですと。
でもシシャモが川に来たとこで、村人達は餓えをしのぐ事ができました。

その後、兄の神は、女神が行った事を許し、他の神たちとも強力して村人たちが食べ物に困らないようにしたという事です。

= おわり =

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■ シシャモは世界に北海道の太平洋側だけ

今は、シシャモは人間が養殖して川に放流しています。
1年半ほどは海で暮らし、それからまた川に戻ってきます。
海に戻る習性があるところは、鮭の生涯に似ていますね。

世界でも、北海道の太平洋側にしかいないという珍しいシシャモが食べられるなんてすんごいですよね。
とは言っても、私たち道産子でも、そんなにしょっちゅう食べられる魚ではないけどね。

 

 

■ 『カラフト シシャモ』と『シシャモ』は別のもの

スーパーでよく売られているシシャモは、よく見ると、『カラフト シシャモ』と書いてありませんか?

それは、シシャモじゃなくて『カペリン』という魚です。
カペリンはシシャモによく似ているし、本物のシシャモが多く獲れないなどの理由から、『カラフト シシャモ』って名前にしちゃったらしい。

私はそのことを知らなかったときは『カラフト シシャモ』と『シシャモ』は、同じ魚だと思っていました。
同じように惑わされてしまっている人も多いんじゃないかな?

よーく見ると、ちーっちゃく『カラフト』って文字が付いていますよ。
『カラフトシシャモ

『カラフトシシャモ』は1串200円くらいだけど、『シシャモ』は1000円以上と、ぐんと値段が高い。
知らないお客さんに ”なしてこんなに違うのよ” って思われてしまったら、お店のおじさんが ”ハ〜” っとため息ついて、涙がポロって落ちちゃうかも。
それを見た串に刺さったシシャモは、涙をパクっと受け止めてくれるかな。

シシャモ
<広尾町で食べたシシャモ>

シシャモとカラフトシシャモ(カペリン)の違い

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