北海道・札幌発・だべさ通信5

黒い鉢のおかげで、ひと足早く咲いた花

Pocket

雪の消えた畑は湿っていて、地面を踏むと、じわっと沈む。
どこから飛んできたのか、お菓子のビニール袋が枯れ枝にヘバリついてなかなか手強い。
ほんとにもう・・・・火バサミの扱いが雑になっちゃうわ。

 

畑に、ずっと伏せてあるセトものの鉢は、婆ちゃんが元気なか頃からそこにあるものです。
あれ?何か見えるぞ・・

畑の花

黒い鉢のおしりの穴から見えるのは花??
よっこいしょ・・・と・・・
鉢は、私たちが投げた雪の重みに耐えたせいか、地面に近いところが割れていました。
持ち上げてみると、なんとまあ紫色した花が咲いてる。

雪解け 畑の花

 

この場所は、冬のあいだドカドカと雪を投げていたところです。
畑では、やっと草が生えてきたところ。
けれどこの花は、鉢のおかげで雪につぶされずにすんだんだね。
雪山に閉じ込められたことで0度以下になる事がなかったはずだし、雪が消えたあとは黒い針が太陽の光を集めて暖めてくれたはず。
花にとっての優しい環境が、一足早く花を咲かせたのかもしれないです。

 

雪解け 畑の花

 

今までまったく気付かなかった。
あんたもしかして、去年も鉢の中で咲いてたの?

 

花は、きっと思っただろうね。
やれやれ。
あれれ?
久しぶりのご対面と思ったら、こっちを覗き込んだのは、鉢をかぶせてくれた婆ちゃんじゃない。
シワは似てるけど。

雪解け 畑の花


人気ブログランキングに登録中

スポンサーPR



Pocket

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA