北海道・札幌発・だべさ通信5

お正月はやっぱしナマコの餅だべさ

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数年前のちょうど今頃、私は札幌の北にある新琴似の町に、何日かバスで通ったことがありました。
このあたりは、何処まで行ってもまーっすぐな道が多い所。
私が乗ったバスは、まるでチェスの駒を進めるように、バス停のポールを1つずつ進んでいきました。
ガラス窓越しに見える通りには、床屋さんのクルクルや、洋服屋さんのショーウィンドウ、花屋さんの赤いバラが、クリスマスふうのチカチカイルミネーションに飾られて、メリーゴーランドのように後ろに流れていくようにも見えました。

 

ある日、いつものように、そんな景色を見ていたとき、何処かのお店のウィンドウに、『なまこ』と書いた張り紙が張られているのを見て思わず2度見!
『なまこ?!』
しばらくバスが進んでいくと、今度は『なまこ予約承ります』って書いた張り紙も発見。
新琴似の人は、ナマコが好きなのか。

 

次の日も、『なまこ』の張り紙を探しました。
すると、あっちにも、こっちにも、『なまこあります』『なまこ予約承ります』って張り紙がある事に気づきました。
ここは和菓子屋さんだね、ここは、お餅屋さん。
『なまこ』の張り紙を貼っているのは、そのほとんどが、和菓子かお餅屋さんだったんです。
それにしても、どーして和菓子屋さんで『なまこ』を売るの???

 

その正体がわかったのは、数日後。
『なまこ 黒豆』っていう張り紙を見たときです。
豆餅のことか!!
それは、お正月のための『豆餅』の事だと言う事がやっとわかりました。

 

白餅は板状に伸ばすけれど、豆もちは長く伸ばすので『なまこ』のような形になるもね。
回りをよく見れば、新琴似のお店だけじゃなくって、他の、もちろん手稲のお餅屋さんにも『なまこ』の張り紙が貼ってありました。
豆餅にそんな呼び方があるなんて、ちーっとも知らなかった。
でも、知っちゃってからは、やっぱし『なまこ』に見えるんです。
そして最近は、オオサンショウウオにも見えてきちゃいました。

豆餅

 

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4 Comments

  1. すみれ

    知らなかった勉強になりましたぁ~どこかのお店の コレなまこなんですよね 笑
    私は ごまふあざらしに 見えてきました~通称 ごまちゃん♪
    微妙に色が白色ではない感じが 素朴さが感じ取れます おいしそう
    冬至に このお餅と南瓜をいれた お汁粉が食べたくなってきました(通称 食いしん坊)
    年末へと じりじりと近づいてきていますね 体力つけとかないと?餅を食べると 力持ち?笑

    Reply
  2. もみじ

    豆餅はなまこに作る…ので「なまこ」なんですね。
    一応、母方祖父の大好物だったので
    「なまこに作る」という言い方は知っていました。
    ぽぷらさんちのは自家製?
    「なまこに作る」「なまこ形成形」というのは料理用語になっているようで
    パンやビスコッティを作る説明にも使われているそうです。
    (私の持っているレシピ本にも写真付きで載ってました)
    パン屋さんやケーキ屋さんにもこっそりなまこが隠れているようです。
    もしかしたら、かまぼこ屋さんにもかな?

    Reply
  3. ぽぷら

    すみれさんへ
    ごまふあざらしもいいですね!かわいい。
    我家では、このような形のお餅を買った事がなく、お餅屋さんの張り紙などはよく見る事がありませんでした。
    でも、たしかに、『なまこ』と書けばわかりやすいなあと思いました。

    Reply
  4. ぽぷら

    もみじさんへ
    お餅に限らす、棒状に伸ばす事を『なまこ』の形というのですね。
    勉強になりました。
    写真の『なまこ』は、餅つき機で作りました。
    餅つき機で2回作ったんですけど、2回目の餅米が蒸かし過ぎたせいか柔らかくなったもんで、ビニール袋に入れて、固める事にしました。

    Reply

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