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『宵待草』
♪ 待てど暮らせど来ぬ人を 宵待ち草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな♪・・・・
という歌がありました。
大正ロマンを感じさせてくれる奇麗なメロディーと歌詞。
竹下夢二の詩を歌にしたものだそうですね。
夜を待って花が咲き、朝になるとしぼんでしまう。
昼間に咲けない切なさが、夢路の思う女心とだぶらせたのでしょうか。
先日、手元にある植物図鑑で『宵待草』をみつけたので、これだ!と思って見てみると、『マツヨイグサ』と書かれていました。
『待宵草(マツヨイグサ)??』『宵待草(ヨイマチグサ)』じゃなかったの??ややこしい。
本当の名前は図鑑の通りマツヨイグサだそうです。
夢路がこの花を詞の中に登場させた時に、なぜか『宵待草(ヨイマチグサ)』と書いたそうです。
単純に文字の順番を間違えてしまったのか、それとも言葉のニュアンスでわざと変えたのか、今となっては知るよしもありません。
歌が有名になるにつけて、人々は『ヨイマチグサ』と覚えていったそうです。
流行というのはすんごい力があるんですね。
本当の名前は『待宵草』だけど『『宵待草』でもいいか・・・・・
という事になったそうです。
ちなみに、『月見草』という呼び方もあるそうです。
私は『月見草』という花は別にあるんだと思っていました。
『マツヨイグサ』は種類がたくさんあって、厳密にいうと、夢路の『宵待草』と『待宵草』と
『月見草』は種類が違うそうですが、今では『マツヨイグサ』全般に使われているそうです。
という事は、どの名前を使ってもいいんだね。
♪まーてーど くーらせーど こーぬひーとをー
『ヨイマチグサ』のやるせーなさー♪
これから夜が長くなっても、ヨイマチグサは愛しい人をずっと待ち続けるのでしょうね。
余韻を思わせるかのような?雰囲気の言葉って何かスキデス・・・
今宵とか・・・黄昏とか・・・刻々と・・とか(注いでいる音もあり)・・・いいですよね!
私も昨日 客観的に知ることに?夕方暗くなるのが早くなったような気がします雨だったからかも知れませんが確実に2週間前の同じ時刻ではまだ うす暗い程度だったのです・・・
すみれさんへ
少しずつ日が短くなってきましたね。
馬肥ゆる秋・・・
美味しいものが次々登場しますね。
ダイエットはまた遠のくのであった。