北海道・札幌発・だべさ通信5

方向オンチじゃ歳もとれない

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昨晩は、建物ができたばかりの大きな介護施設内の撮影がありました。
その敷地は野球場がすっぽり入るほど。
私は建物の図面を見ながら、旦那さんが撮影した場所や方向などを記録したり、写真の中に余計なものの写り込みはないかとか、次の撮影場所はどこか・・・・・などを手伝います。

 

1階から4階まで、これだけ大きな施設になると、それぞれの生活スペースがいくつものブロックに別れています。
入所者の部屋の数だけでもハンパじゃございません。
その他にも、事務室、応接室、相談室、機械室、職員休憩室、特別浴室などなど、お年寄りに必要な様々な設備が備えられています。

 

「じゃあ次はこっちのいくぞ」
はい。
「今度はあっち」
はい。
図面に書き込みをしているうちに・・・

 

あれ?
顔を上げたら旦那さんの姿が見えない。
ずらりと扉が並んだ廊下に、左右斜めに交差する出入り口。
次の場所は右方向だっけ?左だべか。
図面を上下してみたり、ひっくり返してみたり。
エレベーターがこっちだから・・・・・

 

・・・・っていうか、私がいるのはどこだべか。
右を見ても左を見ても人の姿は見えないし、音もしない。
この部屋か・・・いない。
壁のむこう側?・・・にもいない。
図面と機材を持って、スリスリとスリッパの急ぎ足であっちに行ったりこっちに来たり。
まずい・・・迷子になった。

 

 

こんな広くて複雑な施設にもし私が入所したなら、自分の部屋にも戻れないじゃないか!
(実際に入所した場合はブロックごとの出入りは簡単にできないので迷子にはなりません)
などと、ブツブツと独り言のように文句を言いながら、誰もいない廊下や居室など、キョロキョロとあたりを見て回る。
もしかして、廊下のむこうに行っちゃった???
スリスリスリ・・・・・・

 

いた!いかった。
もしこのままだったら、電話で居場所を聞かなくちゃならないとこだったわ。
旦那さんは、すでに次の場所、ホールの撮影を終えていました。
建物の中でも迷子になっちゃう自分が、ちょっと情けないわね。

 

 


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