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車中から見えたビルの温度計は34度!壊れてるんでないの?
冷房は効いているとはいえ、窓から入り込む日差しが黒の礼服めがけて突き刺さりました。
ヒザの上だけカッカと暑い。
今日は義兄の七回忌法要でした。
お経が終わってお坊さまがおっしゃいました。
「みなさん、仏様はいったい何処におられるか、わかる方はおられますか?」
予想通りというか、列席者の誰ひとり手を上げる人はいません。
「それは、故人の面影を忍んだ時に心の中に現れるものなのです。もちろんお墓や仏壇もそうですが、いつでもどこでも、思い出しさえすれば、仏様はそこにいらっしゃいます」
なるほど、しばらく聞くことがなかったお坊さまのお説教は、久しぶりに心にしみました。
それから続けて
「実は先日、同じ話をしたときの事なんですけどね。『私には、いーっつも仏様が見えるよ』と言ったご高齢のおばあさんがいたんです。いっつも見えるのか・・・と、ちょっと困ってしまいました・・・・」
お坊様は『私には見えるよ』と言われて、続きが話しずらくなっちゃったんでしょうね。
いくらお坊主さまとはいえ、お婆さんから見れば、まだまだ若僧。
お寺で毎日お経を読んでも、お婆さんの人生修行には、かなうわけはないと思う。
お婆さんには両手を合わせずとも、本当に爺ちゃん姿が見えるのかもしれないのです。
お坊さま、いつでもどこでも仏様が見えるようになるかもしれないから、この先も、修行を続けて下さいませ。
そして、いつでも何処でも見えるになったなら、私の会いたい人の話も聞かせてくださいまし。
(イタコさんかっ)
皆が集まってくれて うれしかったと思います 亡き義兄さん
自分の話をしてくれたり思い出してくれたり
心がすーっとするお経を聞けたり 綺麗なお花や好きなお供え物などあげてくれたりと
満足したのではないでしょうか
亡くなった人は いまここに存在していないけれど いつも心の中にいてくれるような気がします
すいれさんへ
本当にそうですね。
心の中には、思い出した時にいつでも会える。
ちょっとした事でも、鮮明に覚えている事もありますね。