北海道・札幌発・だべさ通信5

お経という鏡

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お坊様は、お経を唱え終えると、ちらを向いて着物をただし、オッホンと1つ咳払いをしました。それからゆっくりと、
「お経とはいったい何でしょうか。それは、自分自身を写す鏡なのです」と言いました。
今日は法事。つい今しがたまで、汗で体のあちこちにまとわりついていた喪服が、やっとサラサラになった頃でした。

 

 

「私たちは、自分の姿は見ようとせずに、相手の姿ばかりを見て、ささいな事にまで気にいらない事を言ったりする事はないでしょうか」
なるほど、それは確かにそうだわね。
私がいつも見ている姿見には、ずんどうプヨプヨの姿は映っても、心の中の煩悩までは映せません。

 

 

お経という鏡で自分を見れば、他人をうらやんだり、憎んだりしている自分の心が見えるのです。
それどころか、見えてしまった煩悩を、その時だけでも取り払う事だってきるのです。
いつも心のどかに、お経という小さな手鏡さえ持っていれば、その場で煩悩を消し去る事ができるかもしれないのです。
なむあみだぶつ なむあみだぶつ 今日はいいお話を聞きました。

 

 

法事に集まった親戚の中には、スリムで喪服姿がよく似合う美しい女性もいます。
素敵だわ。スタイルがいいと、何を着ても似合うからいいよね。
あらあらいけない、人をうらやむ心がでてきてしまったようですよ。
なむあみだぶつ なむあみだぶつ・・・・・自分の姿を映しましょう、どうかな?
見えた見えた、人をうらやむぽっこりお腹と三段腹が見えました。
でも、気にしない気にしない。せっかくのご馳走を目の前にしているんだもの、さあ頂きます。
あら、煩悩って、意外と簡単に消えるのね。

 

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4 Comments

  1. 手稲っ娘

    自己中心に世の中を廻そうとするから憎しみや苦しみが生まれる。
    自分の考えを違う角度で捉えてみる。。。
    自分の常識が決して世の中の常識じゃないと考えると“まぁ、いっか♪”と気分がラクになる。
    悩みも苦しみも自分次第で違ってくるのよね、とわかってきたけどなかなか。。。(笑)
    私、まだまだ修行が足りないようで・・・^_^;

    Reply
  2. 手稲っ娘

    ぽぷらさん、その切り替わりが最高☆☆☆
    自己中心に世の中を廻そうとするから憎しみや苦しみが生まれる。
    自分の考えを違う角度で捉えてみる。。。
    自分の常識が決して世の中の常識じゃないと考えると“まぁ、いっか♪”と気分がラクになる。
    悩みも苦しみも自分次第で違ってくるのよね、とわかってきたけどなかなか。。。(笑)
    私、まだまだ修行が足りないようで・・・^_^;

    Reply
  3. 7

    煩悩だらけの私です。。。。(苦笑)
    お経という鏡、持ち歩かなくては。。。
    ↓の件、ありがとうございます。
    自分で調べればいいのに・・すみません。
    差別用語になるとは、知りませんでした。
    ビックリです!
    だから、あまり聞かなくなったんですねぇ~。
    本当にありがとうございました。

    Reply
  4. ぽぷら

    手稲っこさんへ
    私なんか、まーだまーだ修行がたりません。
    ブログを書いて、自分に言い聞かせているしだいでございます。
    おっしゃる通り、自分次第なんですよね。
    7さんへ
    どんでもありません。
    私もとても勉強になりました。
    でも、私は”あいのこ”っていう言葉に差別を感じた事はありません。
    むしろかわいいアクセントに聞こえたりもします。
    感じ方のちがいもあるのでしょうね。

    Reply

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