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イナゴのつくだ煮。友人の景子が福島栃木のお店で見つけました。
「うわあ、イナゴのつくだ煮、これ下さい!」
景子は嬉しそうに、さっそく買い求めました。
食べるの?
「食べるに決まってるべさ、なに言ってんのあんた」
でもさあ、バッタだよ。
「バッタじゃないよイナゴだよ、ねえー」
店員さんはにっこり笑ってる。
私は見た事はあっても食べたことはありませんでした。
パックの中に入っているのは、どう見てもバッタたちの死骸です。
景子は虫がすんごく苦手だったんでないの?
「そりゃ生きてるからだべさ。これはつくだ煮だからいいの、美味しいんだよあんた知らないの?」
この54年間、いつかは食べてみたいと思っていたのがこのイナゴ。そして、まだ見た事のないハチの子。
食べられるチャンスは今しかない。ちょっと景子、ホテルに帰ったら一匹ちょうだい。
さて、ご主人へのお土産のイナゴを、私が最初に頂く事にしました。
景子が一匹つまんで手のひらにポイ。
ひえ〜・・・バッタが・・・バッタが・・・手が震えちゃう。
「バッタでないってイナゴだって」そんなこと、私の中では同じさ。
まさに死骸になったイナゴの黒い目が、カーっとこっちを見てるっしょ。
足はあっちの方にビュンと投げ出されて固まって、ふっくらしているはずのお腹は飴色になっているけれど、ウロコみたいなヒダヒダがそのまんまです。
その時、手のひらの中のバッタがピクリと動いて、曲がった足の先がこっちに向きました。
ひえ〜、バッタが動いた!!
「イナゴだっちゅうの!」景子はあきれ顔です。
わかっていますよ。
今食べなくっちゃ、次はいつ会えるかどうかわからない。
頭からパク・・・そっとかじって、とりあえず味は・・ウウ・・・ん?佃煮か?・・・
「ね、美味しいっしょ」景子の言う言葉なんか耳に入らないわ。
その時イナゴの足が歯に挟まりました。
ひえ〜景子!足が、バッタの足が歯に挟まったよ〜・・・涙が出て来ちゃった。
「しっかし、あんたがこんなんだとは知らなかったよ」もう、どう思われても平気だもん。
次はとうとうお腹の部分をかじってみますよ。涙涙・・・・・??・・・・・・??
あら、これ佃煮だわ。美味しいもの。
景子は散々あきれ顔です。
夜も更けました、さあ寝ましょうか。ああ、なんという充実感。
やったぞ!ついにバッタを食べちゃった!あとは蜂の子、待ってろよ。
ううぅ 私も 無理。
ぽぷらさんすごいなあ。
福島じゃなくて栃木です(笑)
私もイナゴは無理なのでぽぷらさんの気持ちわかりますよ(^_^;)
今度はぜひ我が家にも来て下さいね(^-^)
ひゃぁ~~~\(◎o◎)/!
勇気出したのね、ぽぷらさん☆(尊敬)
ハチの子のかんづめは戴いたことあるのですが、
振ってみると“コロコロ”と音がしまして・・・・。
缶切りを手に持ったけど遂に開けることなくおさらばしました^_^;
きっとダメだな。。。この先も(^_^;)
私もムリ。
職場の人がお土産で買ってきたりして
何度か目の前に出されたことはあるけど
敵前逃亡しました。
食べないですむならそれにこしたことはないです。
げらさんへ
げらさん!勇気を出して食べてみて下さい!・・・な~んてね。
うるるさんへ
あ~!そうでした!有り難うございます、早急に直しました。
でも、うるるさんにコメントを頂く事ができて、よかったです。これからもどうぞ、宜しくお願いいたします。
手稲っ娘さんへ
がんばりました!
口の中でパリパリいいましたよ。佃煮の味でした、当たり前だけど。
ハチの子のかんづめというのがあるんですね。
もし、私がもらったら食べられるかなあ。
もみじさんへ
そうですね。私も食べないですむならそれにこしたことはないです、ホント。
味はとても美味しのですが、やっぱり姿にやられてしまいました。
さすがぽぷらさん。イナゴの佃煮を食べていますか。バッタ、バッタと口に入れてますね。何で佃煮と言うか判りますか。お江戸の佃島で漁師さんが採ってきた魚を煮たのが佃煮と言います。でも、安心して下さい。手稲ではバッタを供養しています。「バッタ塚」が手稲山口に有ります。