旅のレポートはひと休み。
今日の札幌はポカポカ陽気で、最高気温は8,2度でした。
冬のトンネルからやっと抜け出したあ〜。
林に行ったら、まあ ズボズボと足がぬかるぬかる。
地面の暖かみで雪の下が空洞になっているもんだから、そこいらへんが落とし穴だらけです。
あれ、シメだ。
久しぶりだねえ。ずんぐりむっくりの体型は親近感がわくから、名前はすぐに覚えたよ。
いつも仲間と行動しているもね。
シメは春になると本州からやってきて北海道で子どもを育てる鳥だそうです。彼らがやってきたということは、もう間違いなく春という事ですね。
誰かが囁くような声が聞こえる。
優しく誰かと会話しているみたいに 「ねえ、そうでしょう、え、やっぱり、へ〜」みたいに。
ミヤマカケスです。カラスの仲間だそうだから、そう言われてみると体型も飛び方もよく似ています。
スーっと滑空して飛んでくる。
物まねが上手で、他の動物の鳴き声をよくまねるんだそうです。
ひだまり公園のミヤマカケスは、近所の奥様の会話をマネしたのかもね。
ところで、ミヤマカケスは本州に住むカケスの亜種で、北海道ならではのカケスなんですと。
亜種ってなんだ?と思いまして調べてみますと『同じ種類なんだけどチョット違う』という事だそうです。
したら、ミヤマカケスは本州のカケスとどこが違うの???
『北海道のミヤマカケスは目の下にだけ黒い羽根の部分があるのに対して、本州のカケスは黒い毛が目の回りを覆っている』そなのそうなの??ということでさっそく確かめてみる事に。
まず、近所の奥様ふう日だまり公園のカケスはこちら。
んん、目の下部分が黒いですね。
それからこちらがウィキペディアに載ってる本州のカケス。
おお〜〜目の回りが真っ黒!! 人相がちょっと悪もんに見えなくもない。
北海道のミヤマカケスの方が美人!(ひいき目)(;^_^A
さっき登場したシメは本州と北海道を行ったり来たりしているので容姿が変わることはないけれど、道産子カケスは本州のカケスに出会う事がないため、長い時間をかけて少しずつ変化していったんだね。
それがどうして目の下の黒い羽根なの?どちらも環境に都合よく変化したんだろうけど、カケスに聞いてみたいもんです。
こちらも本州の亜種です。まず、こちらが手稲区在住のゴジュウカラです。
小さな体でコンコンと木を突いて動く様子は可愛い。特技は逆さ向きで木を降りる事。
ええ〜〜!お腹の色が違うっしょ!
本州のゴジュウカラのお腹の色はオレンジ色をしているのに、道産子ゴジュウカラは、お腹の羽根が真っ白です。
だからシロハラゴジュウカラと言うそうです。
お腹が白いのは、雪の色に合わせて目立たなくして、敵に見つけられにくくするためでしょうか。
気の遠くなるような長い時間を限られた場所で命を繋いできたことで、自信を環境に適した体に変化させる事ができたんですね。
動物ってすごいなあ。
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