「今年の雪って、いつもの年より少ないと思いませんか?」と友人のM子さん。
『そう言えば確かに。でもさ、結局は帳尻合うように降るんでないの?』
「でも、今年はイノシシ年だから雪は少ないらしいですよ」
『イノシイ年だから少ない?!・・ってどういうこと?』
「イノシシはで足が短いじゃないですか。だから雪が積もると歩きにくくて困るんですよね。なのでイノシシの年だけには雪があまり積もらないようになっているらしいんです」
頭の中に、ずんぐり体型で短い足のイノシシが、新雪の中をズボズボと埋まりながら四苦八苦している姿が浮かび上がりました。
なるほど・・・あの足で雪の中を歩くのは確かし大変だわ。丹頂ヅルもエゾシカも、すらりと長い足をしているから多少の雪深さでは平気なのかもしれない。
M子さんは続けて
「だから、イノシシは雪の多い北海道には住んでいないんですってよ」
『なるほど!もしイノシシが北海道にも住んでいたなら、冬は雪に埋もれてコロンコロンしちゃうもね』
ヘンちゃヘンだけど、みょ〜に納得する。
笑いながら話すM子さん。
最近見た北海道新聞に、そんな内容のコラムが載っていて面白かったんですって。
でも、今までの記録を見ても、イノシシの年の降雪量は少ないことが多かったようです。
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イノシシの年は降雪量が少ない?
札幌管区気象台のページを見ますと、前回のイノシシ年(2007年)では、北海道の観測史上、一番 雪の少ない年で、平均の72%の量と記録されています。
今期の札幌の降雪量は11月1日〜1月16日現在までの189センチで前年比の76%、積雪量は今日1月17日現在で42センチです。
確かに今期は、家の前の道路を除雪車がガガガ===っと通ったことはまだ数回。長靴の上まで雪が積もることもまだありません。やっぱし少ないのね。
北海道の積雪量は0の所も
北海道と一口で言っても東北6県を合わせたよりも広いので、場所によって積雪量は様々です。
現在の様子を載せてみました。
苫小牧や釧路といった地域はもともと雪の少ない所で現在の積雪は0センチ。子供達はスキーよりもスケートをする方が多いと聞きました。
12月に釧路い行った時は、うっすら積もった雪に、地元の人は ” 今年は雪大きべさ ” と言っていたっけ。
札幌の私から見ると羨ましい。でも、札幌よりもしばれるんですって。
倶知安(くっちゃん)町は雪の多い所で現在積雪は135センチ。
側にあるニセコ町ではパウダースノーが楽しめると、今では世界的に有名なニセコ町があります。
不思議なのは北海道の南、函館市は19センチなのに、近くの松前町は62センチ。随分と違いますね。
気象庁によりますと、今後の3ヶ月間の降雪量は平年並みか やや少なくなりそうとの予想です。
札幌が少ないのは、やっぱりイノシシさんのおかげかな・・・
もしかしたら、私も貢献?してるかもよ。
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