北海道・札幌発・だべさ通信5

居酒屋 炎(えん)の生つくねスープは無料のポカポカ暖かさ

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「あいつ、誕生日だべ?居酒屋でも行くか?」
いいね。
次男と駅で待ち合わせ。手稲駅の南口にある居酒屋さん『炎(えん)』で、ささやかながらカンパーイといきました。

 

 

席の横のボードに『お気軽にスタッフまで!!生つくねスープ無料!』のボードが貼ってありました。
無料!?私はこの強力な呪文にイチコロでかかってしまう。

 

 

席の横を風のように行き来しているお店のお兄さんに『あの、この生つくねスープっていうの、いただけますか?』とお願いしてみました。
「ハイ、今お持ちします、少々お待ち下さい」

 

 

お兄さんはヒラリと体をひる返し、どこかに消えたかと思うとすぐに現れ、湯のみ茶碗を3つとスープの入ったステンのポットをテーブルに置き、「ハイどうぞごゆっくり」っと、また風のように去っていきました。
スープはポットごとくるのか。ありがたやありがたや。

 

 

旦那さんはビールを飲んで鶏つくねをかじってスープをすすり、次男はジンジャエール、ブタ串そしてスープをすする。
私も、梅酒とサラダ、そして、ザンギ、スープをすすりました。
あ〜〜暖まるね〜。
すぐそばに『串鳥』って焼き鳥屋さんがあって、そこでは鶏ガラスープを出してくれます。
塩味が効いてる『串鳥』のスープと比べて、こちら『炎』のスープは少し油が多くてまろやかな味でした。

 

 

体がポカポカしてきたね。
旦那さんが日本情勢を熱く語ってはスープを飲みビールも頼み、次男もザンギ(北海道ふう唐揚げ)をかじっては飲み、私もゴボウのきんぴらをモグモグさせながらスープを飲む。
次男が「スープは落ち着くな」と言いました。
そうだね、スープっていいね。
私の心の中では、『無料』がさらに心地よかったように思う。

ポットに入っていたスープは、3人の茶碗にしっかり2杯ずつ以上注ぐことができました。
3人が、それぞれの思いをちょっとづつ語れたのも、ザンギも つくね も豚串も美味しく食べられたのも、このスープが潤滑油になって肩を押してくれたから・・・かもしれませんね。


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