北海道・札幌発・だべさ通信5

胡蝶蘭が葉や茎から蜜を出す花外蜜線の戦略とは

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胡蝶蘭の鉢植え。花が終わったので隅っこに置いておいたらつぼみが出てきたのでセンターに復活!
偶然にも2度目の花を楽しませてもらいました。

そして花が終わったその後は再び隅っこに。
ところが先日、キラリと何かが光ったものでメガネをかけて覗いてみると、水滴?? あ、こっちもだ・・・
水やりしたわけでもないのに・・・・・

 

 

 

 

ちょっと触ってみると・・・・ベタベタする・・・ってことは蜜か???
でも、茎とか葉っぱとか、そんなところから蜜がしみ出てきちゃうもんなのか。
『ねえねえ、このランさ、水滴みたいなもんが出てるけど、これって蜜かな・・・』と言うと、
旦那さんたら「舐めてみればいいべや」だと。
もし毒で、ウウ・・・とかなったら困るっしょ!
さっそく検索・・・・・ラン・・・蜜・・・ポチ!なになに・・・

 

胡蝶蘭は葉や茎から蜜を出すことがある

 

”これは蜜である”
やはり蜜か。

 

” 洋ランでは、茎や葉の裏側に蜜が出ることがよくある”
よくあることなんだ・・・。

 

”花以外から蜜を出す植物のこの部分は『花外蜜線』と言われる ”
花外蜜線!

 

”空気の乾燥する時期には発生しやすい”
そう言われれば、ストーブを焚く時期になって、部屋が乾燥してきているのかもしれないな。

 

”花外蜜腺は虫から身を守るための戦略である”
戦略?!

 

胡蝶蘭の花外蜜線

 

 

花外蜜線を持つ植物の戦略とは

 

植物って、子孫を増やすために、蜜で虫を誘って花粉を運んでもらうんですよね。
でも花外蜜線を持つ植物にはもう1つ、大事な役目があるそうです。
それはアリに守ってもらうこと。
アブラムシのお尻から出る甘い蜜に集まるアリの話を聞いたことがありませんか?
アリは蜜を出すアブラムシを守るために、他の虫が寄ってこないようにその植物を守るそうです。
花外蜜線の持つ胡蝶蘭は、花が咲かない時期に自身で甘い蜜を出してアリに守ってもらおうとしているのでした。

 

そうだったのかあ・・・
ウチの胡蝶蘭も、”私を守って・・” って、言っていたんですね。
では蜜をちょっと舐めてみよう。ん~~~~~ちょびっと甘い・・・ような気がする・・・
蜜をもらいましたので、あなたの気持ちはよーくわかりました。

 


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2 Comments

  1. 片思い

    この回も勉強になりました
    花外蜜線 言葉も効用も初めて知りました

    胡蝶蘭が札幌で越冬できるのですね 室内を夜間を通して温かくしておられるのですね
    燃料節約すると昼夜の温度差が大きく越冬は無理ですね(自分の経験からです)

    Reply
    1. ぽぷら (Post author)

      片思いさんへ
      こんにちは。 私も花外蜜線という言葉を始めて知り、勉強になりました。
      花を育てるのは苦手で、特別な手間をかけていなかったもので、花はこちらに訴えてきたのかもしれないですね。
      寒くはりましたが、夜は暖房を切っていますので、ランにとっては寒いかもしれませんが、南向きの窓は居心地が良さそうです。
      道産子ランだから寒さに強いのかもしれませんね。

      Reply

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