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せいちゃんが忘年会と称して、私達夫婦をおすすめのお店に案内してくれました。
せいちゃんは亡き兄の親友で、私がこの歳になっても、時々こうして誘ってくれます。
結局3軒も行ってきました。
最初の店は、広島風のお好み焼き屋さんでした。
L時型の大きな鉄板がピカピカ光って天井を映し出しています。
「ご主人、おすすめを頼むわ」とせいちゃんが言うと
「それじゃ、別々のもんを作りますから、ケンカして食べて下さい」だって。
そうだねそうだね!
お店のご主人は、小麦粉のタネを薄く伸ばすと、その隣りにてんこ盛りのキャベツの山を3つ作りました。
そして銀盤のショーは始まりました。
ただただ、華麗な腕さばきに見とれるばかり。たくさん修行されたんですね。
「僕はキャベツが好きでしてね、広島に行って、何軒ものお好み焼き屋を回ってたんですよ。皿洗いもさせてもらいました。するとね、どこの店でも扱っているのがキリンビールなんで、どうしてか聞いたんです。店の旦那が言うには ”キリンビールの工場があるからさ。キャベツだって卵だって、みんな地元を使うのさ。それがみんなのためになる”と言うんです。僕の聞いたお好み焼き屋の主人は、みんな同じような事を言いましてね。広島のお好み焼き屋では、30年以上も前から地産地消をやってたわけですよ」
そうなのか。それで広島風のお好み焼きLOVEになったんだね。
ご主人の両手が焼きそばを踊らせて、バラ肉やチーズ、イカ天を降らせ、時々キャベツに宙を舞わせるうというウルトラE難度の技を、いとも簡単にやって見せました。もうそれだけで目のごちそうです。
「はいできましたよ、どうぞ」
広島風お好み焼きは、キャベツがいっぱいでホクホクしてて、やみつきになりそうな美味しさでした。
それに、いいお話も聞けて、なんだか心まで暖かくなりました。
「どうです?味は」
とご主人が聞くので
「はい、ほ〜んと美味しいです。それに、広島に行ってみたくなりました。ここのお好み焼きはタダもんじゃないですね」
と言うと、ご主人はちょっとニンマリして言いました。
「タダじゃないですよ。お代はちゃんと頂きますから」
プハ〜・・・最後の最後で着地が決まった。楽しかったね。
「じゃ、次の店いくよ〜」
はいはい
札幌市中央区南二条西13-318-5
【広島風お好み焼きピックアップ】11:30~21:00(閉店22:00)
おいしそー 手稲かと思ったら?・・・
中央区ですか 汗
でもさすが中央区って感じ?いいお店が集中していそうです
でも ひしめきあってて 大変でしょうね
おいしいものは やはり 外見からして おいしそーでないと?
食欲そそりました (ちなみに夕食これからです)
広島のお好み焼きは第2次大戦が終わって食料難の時に、屋台で作られたのが始まりだそうです。ぽぷらさんの撮った写真をみたら、お好み焼き屋さんに行きたくなりました。
広島のお好み焼きを取り上げてくださり有難うございます
深謝!深謝!深謝!
すみれさんへ
夕食前って、とくに美味しそうに見えちゃうんですよね。
スーパーの買い出しも、お腹がすいていると、ついつい買っちゃいますよね。
たまには、お好み焼きパーティーも楽しいかもです。
へろへろさんへ
そうなんですか!
勉強になりました。
屋台から、お好み焼きが始まったんですね。
手軽で、色んな物をトッピングできる楽しさも、お好み焼きの楽しい所ですね。
t22t さんへ
いえいえ、とんでもございません。
広島風お好み焼きがこんなに美味しいという事がわかりました。
感謝はこちらの方です。