道後温泉へは電車に乗っていけば安心、終点だもね。宿泊した松山東急REIホテルの前が『大街道』という停留所で、道後温泉は終点で、ココから5つ目くらいです。
旅のコーディネーターの旦那さんが言いました。
「この電車は一律160円だってさ。だけど、お釣りが出ないらしいぞ」
え〜!お財布をまさぐる、ないよ丁度なんて。
どーするどーする・・・
「まとめて払えばいいんじゃない?運転手さんに ”3人です!!” って言えば」と義姉。
おお〜あったまいい、それで行こう!え〜と3人分でいくら??
義姉と私は背中を丸めてお財布をまさぐろうとした時、旦那さんが言いました。
「俺、みんなの分の小銭用意したべさ」
おお〜〜!!さっすが〜〜〜お父さん!! 「んだべ〜」
すると、電車を待っている旦那さんの後ろに外国人の若い女性が並びました。
それから女性は電車の来る方向を指差し「ドーゴオンセン ?」と旦那さんと目を合わせる。
旦那さんは平常心を装い、ソーソー、コレ、オッケオッケー言いました。
それから3人は少しの間、なぜかの沈黙・・・・
電車がやってきましたよ、ここは1時間に何本もやってきます。5〜6分間隔のようです。
旦那さんは、滑り込んできた電車を指差し、
彼女に「コレ、ドウゴオンセン」と言いました。
「オ〜 ドウゴオンセン」
道後温泉行き電車は一律160円もちろん両替機つき
3人の乗った電車が動き出します。あれ?両替機あるんでないかい?ほれ。
「あれ?おっかしいな、俺がみたサイトには ”両替機ないから小銭を用意”って書いてあったのにな・・・・」と旦那さん。
でも、結局降りるのは3人一緒だもんね、運転手さんに『3人分です』と言って降りました。
PR
道後温泉は改修中で入れるお風呂は神の湯のみ
道後温泉駅は洒落た建物、1階にはスターバックスが入っているね。
現役の公衆浴場なのに国の重要文化財という温泉施設が日本最古と言われる道後温泉本館です。建物は明治27年(1894)に改築したという木造3階建て。
重要文化財のお風呂屋さんに入ってみたい!
そうは言っても普通の公衆浴場ですから、地元の方はもちろん、観光客でごった返しているんでないかい。
さらに、道後温泉本館は現在、大掛かりな修復工事なんです。
普段だと、お風呂に入るだけのコースの他に、お茶受けが出て休める休憩室や、ちょっと上等な個室で休めるコースもあるそうですが、私たちが行った時にはどのコースもやっておらず、普通のお風呂屋さんとしてだけの入浴で、使えるのは神の湯のみ。
夏目漱石ゆかりの部屋「坊ちゃんの間」などの見学も、今は未公開です。
しかも、入り口は正面ではなく、もう一つの裏側??でした。
それは仕方ないけど、とにかく入れるかが問題でした。
すごーく混んでいるんでないかな。
私たちはタオルを買いました、言い香りのするみかん石鹸付きで250円。
このタオル、しっかりしていて普通サイズよりも少し大きめです。
木箱の靴入れもイイ味出しているね。
ところが入ってみたら、お風呂(神の湯)の脱衣所には私たち(義姉)を含めても 7~8人。
お風呂場にも数人いるだけでした。
さっき、道を訪ねてきた外国の女性もいました。
四角い浴室の天井は高く、周囲を囲っている丸いカーブの出っ張りが、なんとも歴史を感じさせてくれます。
正面の壁一面は陶器で作られた大きな景色が。
そこから中央に湯船があって、周りを囲むように洗い場があります。
湯船はというと無職透明。足を入れると・・・ちょっと深めでたっぷり入れます。
義姉はシャンプー、リンスも買っていました。50円だそうです。
お風呂上がり。
近くにいたおばちゃんに、『今日は空いているんですか?』と聞いてみました。
すると、
「いやあ、この前までは並んでたよ。今日はたまたまだね。あなたたちはどっから来たの?北海道?!へ〜〜、ちょっと○○さん、こちら北海道だって。すごいねー、朝の飛行機で?今はいい時代よね〜」
それから、私がお手洗いに入るとまあ歴史ある建物なのに、トイレは自動でフタも開いちゃう最新式というすんごいギャップ!
脱衣所の長椅子に座ったおばちゃんは、
「昔はね、上から下がっているヒモを引っ張ると水がじゃ〜〜って出るトイレだったんですよ」と教えてくれました。
おばちゃんが私たちにかけてくれた「気をつけて」の言葉のイントネーションが優しい。
四国の旅シリーズ 1〜 はこちらから >> 北海道ランキング
PR
PR