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夕方、お墓の掃除に出かけました。
婆ちゃんは、ヒザを曲げけてしゃがむ事が ゆるくない(容易じゃない)ので、立ったまま腰を折ってお墓の回りの小さな草をムシっています。
「なんだべ!人んちの墓んとこさ草山盛りにしてな!」
見ると、それはお隣のお墓の草のようです。
そのお墓の回りの草は奇麗に刈られていて、 刈った草を、我が家のお墓の横に山にしておいたんだね。とは言っても、お墓同士の境界もけっこうキツイしね。
婆ちゃんは、少し腐りかけてるその草をムンギュと掴んで、持ってきたビニール袋にグイグイ押し込みました。
「 人んちのとこに置きゃーがって、はしたなもんじゃねえ(ハンパな量じゃない)」
今度はつかんだ草を 後ろにポイポイ投げました。
後ろなんか見ないで放るもっだから、ワンコが砂を蹴るように、 投げた草は他所のお墓に飛んでいったしょ。
「あーあ こわいこわい(疲れる疲れる)。行くか」
腰を戻して、ちょっと空を向いて腰をのばしました。
「したら(そしたら)また来るべ」
杖をついても、車まで戻るのに2回ほど休むようになったけど、今年もお墓を掃除する側でいかったよね。
他所の墓石にペっ!と飛んでった草は、旦那さんが黙ってつまんでおいたもね。
枝豆がパンパンになってきましたよ。
キュウリはあとからあとから実っています
これはね、墓地に生えてたタマゴタケ。
食べる事ができるっていうから、昔一度だけ食べた覚えがあるんだけど、味は覚えていない・・・ちゅう事は、きっと美味しくなかったんだべね。