北海道・札幌発・だべさ通信5

あ〜こわい 言葉は心の ふるさと だべさ

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テレビを見ていたら、岩手県のお婆ちゃんが
「いや〜もう 歩くと ”こわい” から家にいるんですよ」とインタビューに答えていました。
”こわい” って言ってる!
思わず次男に「このお婆ちゃん ”こわい” って言ってるね、北海道弁の ”こわい” は東北から来たんだね」と話しました。

 

 

次男は「へ〜そうなの。自分はあんまり言わないけど」だと。
『使わないの? それじゃああんたは ”こわい” ときはなんて言うのさ」
「疲れた〜とか、しんどかった〜・・だよ」
プチ 衝撃・・・
北海道じゃ標準語だとばっかし思っていたのに、最近の若者道産子は ”こわい” を使わないんだ。

 
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”こわい” は、ただの ”疲れた” とはちょっと違う。
例えば駅の階段を急ぎ足で駆け上ったとする。
途中まではまったく余裕・・・と思っていたら、中盤にさしかかると息が切れてきて、最後は意地で駆け上がる。
そうなるとハアハアと肩で息をしちゃって、胸も苦しい、次の足取りもおぼつかない。
そんなとき、道産子なら誰でも
『は〜 こわい』って言うのに決まっているじゃないか・・・・と思っていたのに。

 

 

次男いわく、婆ちゃんと話すときは ”ばくる(交換する)” だの、 ”こわい(疲れた)”だのと言うけれど、友達同士では使わないんだと。
そうか、使い分けはしているんだね。
そう言われりゃ私だって、初対面の方と話すときは標準語だけど、身近な間柄ではいつもの言葉に戻っちゃうもね。
婆ちゃんにいたっては、岩手の親戚との会話を聞いても、なに話してるんだかチンプンカンプンだし。

 

 

たとえ遠くの地にいても、親しい人と話すときは、普通に方言言わさるっしょ。
だから正真正銘、方言は自分を取り戻す、心の故郷にちがいないべさ。

 


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4 Comments

  1. すみれ

    言葉は心の故郷?だべさ っていい表現ですね
    好きなラジオのDJさんが
    言葉は 陽だまりよりもあたたかい って良く言うのですが
    この表現も好きです
    そもそも だべさ通信って タイトルに私は親近感 好感度を持ちました
    プロフィールに書いてある言葉が いいなぁと思いました
    子分って言っているのが謙虚で 素敵ですね
    うちの夫婦は 時々?逆転しますけどね 汗

    Reply
  2. じゃじゃ

    札幌を離れて20数年です。
    盛岡に住んでいますが、ここらでは“こわい”は聞きませんねぇ。
    でも岩手もとっても広いし、沿岸と内陸でもかなり方言も違うので
    “こわい”を使っているなんて、ちょっとほっとしますね。
    でも、そういえば“なげる(捨てる)”はこちらでも使う方結構いらっ
    しゃるような気がします。
    北海道弁って、「方言」というよりやっぱり
    「北海道弁」ですよね。
    だべさ通信、いつも楽しみにしています。

    Reply
  3. ぽぷら

    すみれさんへ
    ありがとございます。
    でも、我が家も時々逆転します・・・
    訂正、しょっちゅう逆転します・・・・
    すいません、本当は、殆ど逆転してるかもです。

    Reply
  4. ぽぷら

    じゃじゃさんへ
    コメントありがとうございます!
    盛岡では “こわい” は使われないんですね、勉強になりました。
    “なげる” を使うと聞いて、それも嬉しくなりました。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    Reply

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