PR
友達の所にお呼ばれしていた婆ちゃんが帰宅してまもなくの事でした。
「母さん、腹の薬くれえ〜」
婆ちゃんが助けを求めているようです。
引き出しの中にあった胃腸薬を持って婆ちゃんの所に行ってみました。
婆ちゃん入るよ。
茶の間にはいないようです。するとトイレの中から「母さんかあ〜」と声がしました。
「ばあちゃんどうしたの?」
「はーら(お腹)さキリキリして はんぱでねえ〜、なーしてこうなったんだべ、あ〜痛て〜」
その様子から、どうも食あたりか、食べ合わせが悪かったかのように思えました。
とりあえず、婆ちゃんかがトイレから出て来るのを待つ事にして、茶の間のソファーに座わりました。
「母さん、そこにいるのかあ〜」と言うので、トイレの前に行って、
「いるよ〜」
「おら食ったのは、なすびのシソ巻きと〜、ちらし(寿司)と〜」
「そうかい、まずはトイレから出てきてから聞くから〜」
「タクシーの中で、腹痛くなってよ、家まで我慢できていかったもな〜」
そう言えば、あっちに上着、こっちにズボンが落ちていて、緊迫した状態がうかがえます。
しばらくして、トイレから出てきた婆ちゃんは、額から汗がしたたり落ちていました。
お土産に、そのお惣菜のなすびのシソ巻きというのを頂いてきたのですが、私は念のため、食べない方がいいんでないかいと言うと、
「そうだな、止めるべ。あ〜痛て〜」
そう言うとまたトイレに直行です。
さて今朝になると、「治ったもな〜」と婆ちゃんは復活しました。いかったね〜。
「婆ちゃん、昨日のお惣菜、私が投げるから(捨てるから)ちょうだい」
「ダメだって、婆さん食べっから」
「え〜、昨日は投げるって言ったしょや。大丈夫かな」勿論、もらったお惣菜が、腹痛の原因ではないとは思いますが、私はちょっと心配です。
「でーじょうぶ(大丈夫)だって。おら、なすびのシソ巻きだーい好きだもな〜」
昨日の様子とは大違い。
「よーく匂いを嗅いで、味を見てね」
「はいはい、大丈夫だって」
まるで、お総菜ロシアンルーレットだね。今のことろ、婆ちゃんからのナースコールは鳴りません。
に挑戦中です!ポチっとして頂けるとランクup。励みになります。
さては、犯人はちらしだったか…。
それとも他に食べたもの?!
いやいや、案外食べすぎだったりして。
ともあれ、復活してなによりでございました。
もみじさんへ
ご心配いただき、有り難うございます。
今の時期、とにかく食品には注意しなくちゃいけませんね。